「婦人公論」（中央公論新社）が5日、“柳楽優弥、有村架純、三浦春馬と過ごした夏。黒崎監督「青春を精一杯生きている若者たちを撮って」”との見出しで記事を配信。
6日より全国公開を迎える『映画 太陽の子』（配給：イオンエンターテイメント、監督：黒崎博さん）に関して、主演の柳楽優弥さん、メインキャストの三浦春馬さん、有村架純さんらにオファーを出した際の反応などを含め、映画ができるまでのエピソードを黒崎監督がインタビューに答える形式で記事は展開されているのだが……。
「『物語の主人公・石村修を演じられるのは柳楽優弥くん以外に考えられないと脚本を送ったところ、翌日すぐに電話をくれて、“ぜひ!”と言ってもらえた』『修の弟・裕之を演じる三浦春馬くんと、兄弟が思いを寄せる幼馴染の有村架純さん。この2人もそれぞれ“この人しかいない!”と言う思いで出演をお願いしました。 嬉しかったのは、みなさん、非常に難しいテーマだということはわかっていながら、“やります”と即答してくれた』といったメインキャストの作品に対する想いが覗い知れるエピソードはすごく面白かったんですけどね。
唐突な吉沢亮さん推し
記事の最終盤では、どういうワケか『太陽の子』の作品に関する話であったり、『太陽の子』に出演している役者の話ではなく、黒崎監督が現在演出を担当しているNHK大河ドラマ『青天を衝け』の話がかなりの分量で出てきます。
主演を務める吉沢亮さんは見た目がカッコイイのに、ダサイ表情やしぐさもごく自然にやって見せてくれるなど、唐突な吉沢亮さん推しのインタビュー内容、おまけにその分量の多さにすごく違和感を感じましたよ。
実際、読者から『太陽の子の柳楽くん、春馬くん、かすみちゃんをダシにして、吉沢亮を売り込もうという魂胆がすけすけですね』『あの事務所からの執筆依頼でしょうか』と揶揄する声がいくつか聞こえてきています」（メディア記者）
タイトルとは無関係な内容がかなりの割合を締めている記事だったことは間違いないだろう。
（文／窪田翔吾）