第32回夏季オリンピック、東京五輪が23日午後8時、国立競技場で観客を入れずに開会式を行い、開幕した。
選手団の入場においては、ソーシャルディスタンスが十分でない場面は幾度となく、さらには行進中に鼻出しマスクやノーマスクがちらほら。
行進後に場内で待機する際には、次々とマスクをはずし会話をする場面が見られた。
「アスリート以外の関係者がルールを守れていないならまだしも、誰のためにオリンピックをどうにかこうにか開催にこぎ着けたのかを考えたら、アスリートがプレーブックを守れていないことには怒りを通り越して呆れるよりほかにありませんでしたね。
また、規範意識が高いとされる日本の選手団の中にも鼻出しマスクやノーマスクが見られたことには愕然としましたよ」(スポーツ記者)
今日を生き抜けるかどうかという瀬戸際まで追い込まれている飲食店関係者など、多くの犠牲を払いながら開幕を迎えた東京五輪。
開会式の様子を見る限り、「何がアスリートファーストだ!?」と思わずにはいれなかった方が多数いたに違いない。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している