18日で昨年7月の急逝からまる1年が経過した俳優の三浦春馬さん。
同日には、歌手のJUJUさん、ゆずの北川悠仁さん、俳優の鈴木亮平さん、三浦翔平さん、小池徹平さん、三浦貴大さん、比嘉愛未さん、広瀬すずさんらがSNSで春馬さんへの哀悼メッセージを投稿。
ただ、誰もが「春馬くん」「春馬さん」などの三浦春馬さんの名前を呼ぶことはなく、「彼」「あの人」といった表現を用いるか、そもそもそのような指示語を使わない表現に留めるかという状況だった。
ミュージカル『キンキーブーツ』で共演したソニンさんは、自身のブログを更新。
「今でも鮮明に覚えている。一年前のことを。忘れたことないし、これからも忘れない。あの時自分の価値観が変わった。SNSで見える様々な人物像の翳りに、私はそこに真実を求めることはやめようと思った。あなたのことで色んな事を考えさせられている。私はがんばってるよ。元気ですか。彼を愛するみんな、忘れてないし、忘れないよ。ともに」と記した。
昨年、三浦さんが亡くなった直後は、1週間ほどソニンさんはブログの更新を含め何も発信できない期間が続き、7月25日になって「長い間、何も発信できないままで、ご心配おかけしました」と切り出し、「彼がこの世で我々の心に残してくれたものが確実にあります。それは絶対にこれからも残っていくし、本当に暖かいものとして大切にして行きたい」など思いの丈をブログに記した。
このときは、全体的に「彼」という表現を用いつつも、最後に「春馬。たまに、あなたを思って涙しちゃうときもあるかもしれないけど、許してね。でも大丈夫、あなたはあなたで。沢山の愛をありがとう。またね」と三浦春馬さんの名前を呼びかけていた。
だが、今回は「あなた」「彼」という呼称を用い、「春馬」と呼ぶことは控えているのだ。
これだけ三浦春馬さんの名前は出さない、という状況が統一されていると、「名前を出さないでください」と芸能事務所などを通じて芸能人たちへ通達がされていたのではないかと思われる。
もしそうであれば、その目的とは一体何なのだろうか?
(文/窪田翔吾)