いよいよ、三浦春馬さんの一周忌まであと1日あまり。
ここに来て、各メディアからも三浦さんに関する様々な報道がされている。
その多くは、三浦さんの所属事務所アミューズが、三浦さんの家族や親族への取材を控えるようにとあらためて“注意喚起”をしたこと、そして18日から1週間ほど設置される“追悼サイト”の詳細を発表したことについてである。
それ以外では、三浦さんに対して共演者や家族がどう思っていたのか、そして今どう思っているのかについて綴ったもの、そして8月に公開される柳楽優弥さん主演で三浦さんと有村架純さんが主要キャストとして出演する『映画 太陽の子』に関するものがいくつか報じられた。
『天外者』に関連するトピックスはほとんど報道対象外
「他のことは、一時期に比べてかなり積極的に報じられるようになったなとは感じますね。
ただ、このタイミングになってもなお『天外者』に関連するトピックスはほとんど大手メディアの報道対象にならないことには違和感であったり異常さを感じますよ。
7日に七夕特別上映が全国183の劇場で開催されたことを報じたメディアもごくわずかでしたし、14日のイオンシネマ63館でのプレミア上映会に至っては、私の知る限り報じたメディアはゼロでした。
また、いったんは新型コロナウイルスの影響により上映を自粛していた台湾上映に関しても13日から再開となりましたが、このことも、どのメディアも触れずじまいです」(メディア記者)
『天外者』だけが「腫れ物」のような扱いになっているのは、一体なぜなのか。
先日アミューズが公表した三浦さんのお母様の言葉には「生涯を捧げた演技とその作品をこれからも忘れずに、愛され続けていることが俳優三浦春馬としての喜び」とあった。
お母様の強い想いもあるのだから、多くのファンが代表作と評する『天外者』が残念な扱いを受けるべきではないだろう。
メディアとしての良識や良心があるのであれば、『天外者』のことも同じように積極的に発信してもらいたいと切に願う。
(文/窪田翔吾)