昨年7月に突如としてこの世を去った俳優の三浦春馬さん。
一周忌まであと10日を切った7月9日の朝に、「NEWSポストセブン」(小学館)が“三浦春馬さん 遺骨、遺産、最後の部屋…深い思いが交錯する一周忌”のタイトルで記事を配信した。
記事には、三浦さんが生前最後に暮らしていたマンションの部屋の現状や、部屋に遺っていた品物や遺骨そして巨額の遺産はすべて実母の手元にあるということ、三浦さんと実父の関係性についてなどが綴られているのだが……。
腰の引けた姿勢は引き続き
「三浦春馬さんの所属するアミューズがたびたび『故人やご家族の名誉を傷付ける行為は控えて』と注意喚起や警告を出しているにも関わらず、またプライバシーに関わるような内容の記事を掲載していることには、随分と面の皮が厚いもんだなと感じました。
それでいて、多くの方が抱えている“約束の時間など三浦さん死亡当日の時系列”“過重労働の有無”“TBSドラマ『カネ恋』の不可解演出”“激ヤセの要因と激ヤセに対する事務所のケア”“代表作『天外者』の冷遇”などに対しては、これといって突っ込んで取材しない、あるいは記事にしない腰の引けた姿勢は引き続きですからね。
『春馬くんのような悲しい事例が今後起こらないように、プライベートな部分ではなく、仕事に関連する部分については一定の情報開示を行って、再発防止を図ることこそ、春馬くんのためにもなるし、未来ある他の俳優やアーティストのためにもなると思います』と、極めて的を射た意見もぶつけられていますよ」(メディア記者)
知名度も人気も非常に高く、それに甘んじることなく努力、研鑽を重ね続けた三浦春馬さんという立派な俳優の突然の最期。
そこから学ぶべきことに目を背け続けることは、やはり間違っているように思う。
(文/窪田翔吾)