7月18日に急逝し、25日で没後160日となる俳優の三浦春馬さん。
最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)が見込みを遥かに上回る大ヒットとなるなど、今なお大きな影響力をもっている。
そんな三浦さんについて所属事務所アミューズは、死亡当日や四十九日のタイミング、そして今月21日と、「三浦春馬基金(仮称)」など関連する情報を何度か発表してきた。
ただ、多くのファンが抱えている「なぜ、三浦さんは自死と見られる最期を迎えたのか」「悲しい結末の前に予兆はなかったのか」「映像越しでも見て取れた激ヤセの原因は何だったのか」「過剰労働があったのではないか」などの「なぜ?」について、いくらかでも解消できるようなコメントの発表や会見の開催はこれまでになかったように思う。
ファンに寄り添いたいという気持ちは大きい
「当然、所属事務所として三浦さんの急逝に心を痛め、同じく心を痛めているファンに寄り添いたいという気持ちは大きいでしょう。
ただ、黙して語らぬ期間が長くなっているため、心無い誹謗中傷や過剰憶測が蔓延しているのも事実です。
“陰謀論”などの荒唐無稽なものもありますし、『隠蔽事務所』などとアミューズが何かを隠していると罵るような誹謗中傷コメントもネット上で散見されます。
ですが、三浦さんに限らず、所属アーティストやその関係者への度を超えた誹謗中傷やデマなどには毅然と対応することは発表していますが、三浦さんに関する過剰憶測やデマの根本的解決への近道に思われる会見を行う気配は現状ありません。
『沈黙は金、雄弁は銀』とは言いますが、この件に関しては沈黙を続けることは得策ではないように感じています。
三浦さんとアミューズの名誉のために、雄弁でなくていいので会見を開いた方が良いのではないでしょうか」(メディア記者)
今できることは、会見を求める声を上げつつ、アミューズが決断することを待つことだけなのだろうか……。
(文/窪田翔吾)