8日、「女性セブン」(小学館)7月22日号に掲載される記事に関連したネット記事が「NEWSポストセブン」より配信された。
“アミューズの株主総会 時間の大半は三浦春馬さんのために費やされた”と題されたこの記事には、6月28日に大手芸能事務所・アミューズの株主総会が開催され、数多いる俳優やタレント、歌手を差し置いて、ほとんどの質疑応答の時間が三浦春馬さんに関するもので締められたことが綴られている。
他にも、7日に三浦さん最後の主演映画『天外者』の七夕特別上映が行われたこと、8月6日には最後の出演映画『映画 太陽の子』の公開が控えていること、三浦さんが初めて主演した映画『森の学校』の上映会が物語の舞台となった兵庫県にて上映会が予定されていることなども記されているのだが……。
週刊誌らしい切り口が特に見られない薄味の記事
「アミューズの株主総会での三浦春馬さんに関する質問のあらましについて、ほとんどの大手メディアがこれまでノータッチという状況でした。
そんな中、株主総会から10日ほどで“女性セブン”が記事を掲載したことで、少しは山が動いたかと思ったんですけどね。
書いてあることは、三浦さんに関する質問が質疑応答の大半の時間を締めていたという、かなり引きの画で見た客観的事実のみでした。
三浦さんの死亡当日、事務所関係者が三浦さんの仕事前に迎えに行くことになっていた、いわゆる“約束の時間”が具体的には何時なのか、このシンプルな問いに対しアミューズが明言を避けたことなど、『かなり違和感を覚える』との声が上がっている部分に関しては、ほとんど何も踏み込んでいないわけです。
そして、三浦さんの追悼に関して、アミューズが物理的な“お別れの会”を開かずに特設サイトの設置にとどめたことについても、かなり美談にまとめている印象を受けました。
『正直申し上げて、期待はずれでしたね』『要するに、アミューズをヨイショするためのものでしょ』といったコメントが出ているように、週刊誌らしい切り口が特に見られない薄味の記事だったのではないかと思いますよ」(メディア記者)
ますます、何の変哲もない“約束の時間”というものが、実はとてつもなく意味のあるものなのではないかという見方が強まっていくきっかけにさえなりそうな気もする。
(文/窪田翔吾)