「日刊ゲンダイDIGITAL」が6日、“殺害される数日前から何度も「会いたい」と電話が…【紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実】”との見出しで記事を配信した。
記事には、筆者が紀州のドンファンこと野崎幸助さんの突然死について、当初から他殺の線で大きな疑いを持っており、犯人は元妻の須藤早貴容疑者ではないかと踏んでいたことなどが綴られているのだが……。
「ライターが個人的な感覚で『須藤早貴容疑者が犯人だろう』と感じている段階で、すでに“『真犯人』の正体”なる書籍の出版に向けて準備していたことを自慢気に書いているんですが、人の死をネタに金儲けしようとしていた感がアリアリと感じられますよね。
死人のフンドシで相撲を取る
記事の読者から『こういう小説的演出を描かずにいられないルポライターって胡散臭い』『死人のフンドシで相撲を取るのは感心せんなぁ。。。』といった指摘が出ていますが、致し方ないところではないかと思いますよ。
そして、『ゴーストライターやったら最後までゴーストでおれや』との批判が出ているように、自身が野崎さんの書籍のゴーストライターを務めていたという事実を平然と記事の中で暴露していることにドン引きしました。
野崎さん自身の名前で出版したからこそ本が売れたのであって、それをさもすべてが自分の手柄かのように『ゴーストライターを務めたのは自分です』と、野崎さんに承諾を得ることもなく明かすことは、さすがに暗黙のルール無視と言いますか、倫理観がどうなっているのだろうかと感じましたね」(メディア記者)
殺人容疑で逮捕された須藤容疑者については、現在もなお別件での逮捕などにより捜査が続いている段階。
現状で須藤容疑者が犯人で間違いないと断定する内容で書籍を出版したり、亡くなられた野崎さん名義での出版物について名誉を傷付けるような行為を取ったり、日刊ゲンダイの記事が疑問を感じる記事だったことは間違いないだろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する