約3ヶ月の時を経て、再び特別上映だ。
昨年7月に急逝した三浦春馬さんの、最後の主演映画『天外者』（配給：ギグリーボックス、監督：田中光敏さん）に関する話である。
昨年12月の封切りで、当初は1ヶ月程度、2020年中に全国上映が終了する見込みとなっていたのだが、三浦さんの魂の熱演に呼応したファンの力強い後押しを受け、上映期間はどんどん伸びて行き、気付けば3ヶ月以上のロングランとなった。
そして、そんな中迎えた三浦さんの誕生日である4月5日には、日本中の100館以上の劇場で『天外者』の特別限定上映が行われた。
その後も、ロングランは続き、今や上映期間は7ヶ月に迫ろうとしているわけだが、28日に『天外者』公式ツイッターが、「7月7日(水) 全国の映画館169館にて、映画『#天外者』七夕特別上映を開催することが決定いたしました!!七夕当日19:00より同時上映となる、一夜限りの上映会です。皆様のご来場、心よりお待ちしております」と発表した。
『天外者』という作品の驚異的な底力、ファンの熱い想い
「わずか3ヶ月というブランクで、再び特別上映が行われるわけですからね。
『天外者』という作品の驚異的な底力、そしてその力に魅了されたファンの方々の熱い想いがビンビン伝わってきますよ。
前回、4月5日の特別上映については、三浦さんが所属するアミューズがそのことをツイッターで報告したのは、4月5日当日になってからでした。
ところが今回は、『天外者』公式ツイッターでの発表からわずか2時間で“三浦春馬＆STAFF INFO”のツイッターアカウントが七夕当日の特別上映について報告しています。
同日の昼に開催された株主総会の評判が芳しくなかったことを受けて、少しでも心証が良くなるように手を打ったんじゃないか、なんて指摘もありますが、実際のところはどうなんでしょうね」（メディア記者）
アミューズの動向には、いささかの疑問が生まれているようだが、来月の7月7日が三浦さん、そして三浦さんのファンにとって特別な日となることは間違いないだろう。
（文／西島龍大）
～ライター略歴～
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き