28日13時、間もなくアミューズの株主総会が東京都内のイベントホールにて開催される。
これに先立ち、アミューズは28日の朝日新聞と読売新聞に全面広告を掲載した。
広告の見出しは「人間に戻ろう。」で、“我々はもっと面白い生き物だったはずだ。こんなに情報がなかった頃は、もっと自分で考えて、もっと工夫して、色々なものを生み出した。周りの目だってそんなに気にしなかった。直感的で勇敢だったし、仲間とも正面からぶつかりあった。よく笑い、よく泣いた。それなのに、いつしかネットの情報を頼り、ささいなことでも失敗を恐れ、世の中の空気に合わせて生きるようになってしまった。もう一度、面白かった「人間」に戻ろう。いまこそ五感の力を蘇らせよう。もっと気持ちでつながろう。これからの時代を、世界を、心を豊かにする「いいもの」を創ろう。届けよう。さあ、今日から新しいものづくりのはじまりだ”とのメッセージが綴られているのだが……。
否定的な反応がたくさん
「昨年7月に急逝した、アミューズの看板俳優・三浦春馬さんに関するいくつもの疑問の声に対し、アミューズは明確な回答をこれまでにしてきていません。
そのため、『ファンの声や想いに寄り添った対応を!』と求めるファンはかなりの数いますし、むしろ時間が経つにつれて声はどんどん大きくなっていっています。
そんな中で、先日には多くのファンが長らく結論を待っていた“三浦春馬さんとのお別れの会”について、物理的なイベント開催は諦め、オンラインでの特設サイト設置に留めることをアミューズが発表しました。
『株主総会であったり、ライブであったりといったイベントを開催するのに、春馬くんという看板俳優の最期に対して、区切りをつけるイベントを行わず、献花の機会や弔事を送る機会を行わないなんて、血の通った人間のすることじゃないと思います』などと、かなり厳しいコメントが寄せられています。
その状況で、今回の『人間に戻ろう。』の広告ですからね。
『どの口が言うの?』『センス悪すぎ』『人間に戻ろうと他者に呼びかけるのではなく、自身の非人道的対応を省みて、きちんと人間に戻ってください』といった具合に、三浦さんのファンを中心に否定的な反応がたくさん上がっていますよ」(メディア記者)
株主総会では、いったいどんな話が聞かれるのか、その動向に注目が集まる。
(文/窪田翔吾)