27日夜に放送された、阿部寛さん主演の連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)最終話の世帯視聴率が20.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。
昨今、世帯以上に重要視されている個人視聴率においても13.1%と驚異的な数字を記録している。
世帯視聴率の20.4%は、前クールに綾瀬はるかさん主演で放送された『天国と地獄』最終話の20.1%を上回る、今年のドラマNo.1。
また、2005年に山下智久さん、長澤まさみさん、新垣結衣さん、中尾明慶さん、小池徹平さん、紗栄子さんが生徒役で出演した『ドラゴン桜』前シリーズの最高値20.3%すらも超えた。
「放送開始当初は、前シリーズのポップなテイストとは大きく異なり、日曜劇場の顔とも言うべき『半沢直樹』的な重厚さ、そして生徒役の面々の知名度の低さを指摘する声が一定数ありました。
ところが、重厚さを兼ね備えることにより、阿部寛さん演じる桜木の凄みと懐の深さがより際立つ構造となり、生徒役もその高い演技力で知名度の低さを忘れさせる活躍を見せてくれました。
『ふじいきゅん』
特に、鈴鹿央士さんが演じた、性格に難のあった藤井という秀才が、次第に人として成長していく様は、『ふじいきゅん』といった愛称を生み出すほどに注目を集め、最終的には視聴者の大半が藤井にエールを送り、涙を流していたように思います。
『藤井くんが、来年どんな結果を見せてくれるのか、ヤンキー2人とともに奮闘する姿をスピンオフで見たい!』といった具合に、早くもスピンオフドラマを期待する声も数多く上がっていますよ」(メディア記者)
良質なドラマであれば、今でも世帯視聴率を稼げることも証明してみせた『ドラゴン桜』に拍手を送るとともに、次クールでも『ドラゴン桜』に匹敵、あるいは凌駕するようなドラマが見られることを期待したい。
(文/佐藤博幸)
~ライター略歴~
山口県出身
大のアイドル好きで、アイドル関連をメインに記事執筆を行っている