三浦春馬さん『天外者』舞台挨拶終え田中光敏監督「作り手として本望」 | The Audience
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三浦春馬さん『天外者』舞台挨拶終え田中光敏監督「作り手として本望」

三浦春馬さん『天外者』舞台挨拶終え田中光敏監督「作り手として本望」
The Audience

 昨年12月11日の封切りながら、今なおロングラン上映中、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)。

 封切りからずっと途切れることなく上映を続けてきた、北海道札幌市にある映画館“サツゲキ”では、惜しまれながらも24日に上映終了を迎えた。
 
 そして、最終日には田中光敏監督を招いての舞台挨拶も行われた。
 
 同日、田中監督はサツゲキ、そして劇場に足を運び『天外者』を見てくれたファンへの深い感謝の思いをブログに綴った。
 
 ブログの最後には「この作品で、皆さんから大切な事を教えていただきました。映画は、観客の方々に育てていただくものなのですね。サツゲキさんで、皆さんに温かい言葉をかけていただいた事で、ものづくりをするエネルギーを沢山いただく事が出来ました。本当にありがとうございます。作り手として本望です。これからもよろしくお願いします」と語り、力強く「『天外者』これからも沢山の人に観ていただけますように!」と締めくくっている。

ただただ脱帽

 「コロナ禍、そして主演する三浦春馬さんの急逝という事情などから、一時は公開の実現すらも危ぶまれた『天外者』ですが……。
 
 田中光敏監督の『春馬くんとの約束を果たしたい。多くの人に、今だけ、金だけ、自分だけという現代社会の抱える問題点を認識してもらい、誰かのために役立とうという精神を持ってもらいたい』という情熱が、幾多の困難を乗り越え、日本国内での大ヒットはもちろんのこと、今や海外進出まで叶えた原動力となったことは間違いないでしょう。
 
 それでもなお、自分の力ではなく、観客の方々に育ててもらったと謙虚に語る田中監督の姿勢には、ただただ脱帽ですよ」(メディア記者)
 
 田中監督、そして天国の三浦さんもきっと思っているであろう「これからも沢山の人に観ていただきたい」という思いが、さらに大きな成果として実ることを期待したい。
 
(文/西野麻衣)
 
 ~ライター略歴~
 茨城県出身
 シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている