20日に放送された阿部寛さん主演の連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)第9話の世帯視聴率が15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが22日分かった。
また、先日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが指摘した「スポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標」となっている“コア視聴率”に関連する個人視聴率においても10.0%と番組最高値を記録。
コア視聴率というのは、放送各局によって呼称や対象とする年齢層に少しバラツキはあるものの、TBSの場合は“4~49歳”を対象としている。
20日の『ドラゴン桜』第9話は、このコア視聴率はもちろんのこと、F3層と呼ばれる女性50~64歳、F4層と呼ばれる女性65歳以上、M3層と呼ばれる男性50~64歳、M4層と呼ばれる男性65歳以上でも同時間帯に放送された他の番組を退けてトップの座についた。
全世代にリアルタイムで見てもらえる番組は存在している
「先日、松本人志さんは自身も出演した『キングオブコントの会』(TBS系)の世帯視聴率が6.8%だったと報じるネットニュースに対し、ツイッターで『いつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。』『コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやんたんです。だから。低視聴率みたいなミスリードは番組を観てくれた皆さん。後輩達に申し訳ない気がします』とコメントし物議を醸しました。
もちろん、メインターゲットにしている4~49歳の個人視聴率が横並びでトップだったにも関わらず、極めて数字が低かったように言われるのはいい気はしなかったでしょう。
ただ、20日の『ドラゴン桜』のように、今やメインターゲットとしていない50歳以上の視聴者も含めて、全世代にリアルタイムで見てもらえる番組は存在しているわけですからね」
「自身と同じ50歳以上には特に見てもらえなくても構わない」というニュアンスさえも感じられる「コア視聴率が良ければいいだろ」とう主旨の発言は、いくつもの大人気番組を生み出してきた松本さんにしては、少し“らしくない”発言だったのは事実だろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
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