「日刊スポーツ」が14日午前、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが20年ぶりとなる民放のコント番組出演を果たした『キングオブコントの会』(TBS系、12日放送)の世帯視聴率が6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと報じた。
これを受け、松本さんは同日昼過ぎに自身のツイッターを更新。
「キングオブコントの会は内容的にも視聴率的にも大成功でした」「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。」とコメントしたのだが……。
「『キングオブコントの会』の視聴率および松本さんの反応を受けての世間の声は、『面白かった』『作り込んだコント番組で楽しめた』と好意的なものもいくつかあります。
ですが、『世帯視聴率とれなかった言い訳』『期待して録画しているのを観たけど、見続けられなかった』『あまり面白くなかった』『1本あたりのコントの尺が長くて、つまらないコントがいくつかあったのがキツかった』と、松本さんが主張する『内容も視聴率も大成功』という意見に反する声の方が割合としては多く感じられましたよ。
中には、『分かる人にだけ分かればいいというスタイルは、お笑いのプロというよりも、芸術家的な感性が強く感じられて、うーん…』といった声も。
主観と客観のどちらを重要視するか
できるだけ万人受けするものにするのか、それとも自分たちの作りたいものをひたすらに追い求めるのか、難しいところだとは思いますが、不特定多数に見られるテレビの場合には前者の方がより求められているのではないかと個人的には思いますね」(メディア記者)
視聴率の結果に対しても、コントの内容に関しても数多くの視聴者がコメントやリプライを寄せている状況を見れば、「内容も視聴率も大成功」という言葉は確かに当てはまるようにも思うが。
お笑い界の第一人者が、20年ぶりに民放で見せるコントという高い期待値が、結果として巨大なハードルとなって立ちふさがったと言えるかもしれない。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する