加藤シゲアキ、尾崎世界観「文学賞」あいみょんでハンソク | The Audience
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加藤シゲアキ「直木賞」尾崎世界観「芥川賞」あいみょんまでハンソク?

加藤シゲアキ「直木賞」尾崎世界観「芥川賞」あいみょん効果までハンソク?
ぱくたそ

 18日、第164回芥川賞と直木賞の候補作が発表され、芥川賞はロックバンド・クリープハイプのボーカル、ギターを務める尾崎世界観さんら5人、直木賞はアイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキさんら6人の作品が選ばれた。


 直木賞については、6人全員が初めての候補選出である。
 
 芥川賞、直木賞ともに有名人が候補入りしたことで大いに話題となっているのだが……。
 
 「『あまりに忖度じみてくると賞の価値自体が下がる』『純粋に選出されたことを祈ります』と、賞の権威を心配する声や、話題作りという側面が大きいのではないかと見る向きがありますね。
 
 ただ、尾崎さんは2016年に小説『祐介』で作家デビューし、『苦汁100%』『苦汁200%』『泣きたくなるほど嬉しい日々に』など小説やエッセイを精力的に出版している文筆家です。

あいみょんの影響

 昨年、歌手のあいみょんさんとの交際が報じられ、最近も交際は続いていますので、尾崎さんはあいみょんさんの影響を受けてさらに進化した可能性もありますが、それでも芥川賞候補となったのは本人の才能と努力があればこそでしょう。
 
 また、加藤さんについては尾崎さんよりも早い2012年に小説『ピンクとグレー』で作家デビューし、今回直木賞にノミネートされた『オルタネート』は6作目の小説ですから、こちらも十分に経験値を積んでいると言えるでしょう。
 
 どちらかと言えば、普段あまり本を読まない人に『有名人だから選んだんだろ』といった見方をする人が多い気がします。

 『1人でも多くの人に本を読む機会を持ってほしい』『より本が売れてほしい』と考える出版業界が話題性のある人を選ぼうとするのは自然なことです。

 反則ではなく販促という見方が正しいのではないでしょうか。

 今回候補となった尾崎さんや加藤さんを批判するのは、まずは作品を読んでみて、そのうえで駄作だと感じた時に言うべきだと思いますよ」(メディア記者)
 
 なお、芥川賞の尾崎さん以外の候補は「推し、燃ゆ」の宇佐見りんさん、「コンジュジ」の木崎みつ子さん、「小隊」の砂川文次さん、「旅する練習」の乗代雄介さん。
 
 直木賞の加藤さん以外の候補は「汚れた手をそこで拭かない」の芦沢央さん、「八月の銀の雪」の伊与原新さん、「心淋し川」の西條奈加さん、「インビジブル」の坂上泉、「アンダードッグス」の長浦京さんがそれぞれ選ばれた。
 
 来年1月20日に芥川賞と直木賞の選考会が開かれ、受賞作が決定する。
 
(文/山田タクト)