1日の「週刊ポスト」(小学館)に“三浦春馬さん、ワクチンなど… なぜ人は「陰謀論」にハマるのか”との見出しで記事が掲載された。
昨年7月に急逝した三浦春馬さんに関して「実は他殺だった」とする声が広がっていることと共に、新型コロナにまつわる「日本政府は五輪を開催するために、コロナ患者を少なく見せかけている」「コロナワクチンは高齢者を殺して人口を削減する手段」などの根拠の薄い情報を並べ、いずれも《陰謀論》に分類するほかないと語っている。
「新型コロナウイルスのPCR検査件数については、感染者が急増している時期には少なくし、感染者数が少ない時期には多くするなど、『コロナ患者を少なく見せかけている』との指摘が、決して根拠のない陰謀論とは言えない状況があったのは事実ですよね。
違和感が残っているから
また、三浦さんの死に対して『そもそも自殺ではなく他殺だったのではないか』『三浦春馬さんは実は生きている』といった主張も、もとをたどれば、自殺と断定するまでの一連の警察の動きや、所属事務所アミューズが発表した時系列などに違和感が残っているからでしょう。
そして、その違和感をさらに助長させる要素として、三浦さんが亡くなる前日まで撮影に臨んでいた『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の収録時、三浦さんは誰が見てもハッキリ分かるレベルで“激ヤセ”していたこと。
それだけ“激ヤセ”しているにもかかわらず、通院させたり休みを取らせたりしていなかったのではないか、働かせすぎだったのではないかという、純然たる疑問がそこに横たわっているから、ということが挙げられるのではないでしょうか。
週刊ポストさんの取材力、マンパワーはネットメディアをはるかに凌ぐものがあるワケですから、陰謀論を吟味するよりも先に、三浦さんに関する純然たる疑問についてもっとしっかり調べてほしいという声が、今回の記事を受け、あらためて聞こえてきているのも仕方ないところでしょうね」(メディア記者)
三浦さんの一周忌まであと1ヶ月あまり。
それまでに、いくつも残っている純然たる疑問について、三浦さんの所属事務所アミューズが何らかの回答をすることが、そこから派生している数々の陰謀論をも封じる最適な手段になるように思う。
弊サイトでも引き続き、アミューズの動向を追うとともに、大手メディアが現状の閉塞感を打ち破ってくれることにも期待したい。
(文/窪田翔吾)