大坂なおみ「全仏会見拒否」表明で沢尻エリカ想起…「出場禁止」「賞金没収」の可能性も | The Audience
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大坂なおみ「全仏会見拒否」表明で沢尻エリカ想起…「出場禁止」「賞金没収」の可能性も

大坂なおみ「全仏会見拒否」表明で沢尻エリカ想起…「出場禁止」「賞金没収」の可能性も
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 女子テニスの大坂なおみ選手が、30日に開幕する全仏オープンで試合後の記者会見を行わない意思を表明した。


 「これまで何度もアスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた」のが理由だという。また、会見を拒否すれば主催者から罰金が科される制度にも「笑うしかない」と発言。
 
 これを受け、フランステニス協会のジル・モレットン会長は27日に「これはとんでもない間違いであり、強力な規定が必要かもしれないほどの事態だ」と厳しく非難した。
 
 「全仏オープン開催国であるフランスのテニス協会会長が、ハッキリと不快感を示していますし、場合によっては“出場禁止”や“賞金没収”などの厳しい措置がとられる可能性もゼロではありませんね。

『記者会見はツアー生活の一部』

 そもそも、男子テニスの世界ランク1位であるノバク・ジョコビッチ選手が語っているとおり、『記者会見はツアー生活の一部』と見るのが適切ではないかと思います。
 
 ただ単にテニスの実力が秀でているだけでは一流のプロテニス選手とは言えず、テニスの普及のために主催者側が設定している会見をこなすなどのプレー以外での尽力があって初めて、主催者側が設定した賞金を受け取る資格があると考えるのが自然なことではないでしょうか。
 
 ストレスを感じるからやらないのではなく、いかにそのストレスと上手く付き合うか、あるいはストレスを緩和するためにどう立ち振る舞うか、といったスキルがプロ選手には求められていると思います。
 
 大阪選手の姿勢は、業界は異なりますが、かつて女優・沢尻エリカさんが会見で『別に』と発言したこととかなり似たものを感じさせますよ」(メディア記者)
 
 見当違いの質問、あるいは失礼な質問、差別的な質問など、問題のある対応をした記者に対する厳しい措置がとれるように環境を整える必要はもちろんあるだろう。
 
 だが、全面的な記者会見拒否という大阪選手が表明した姿勢は、プロスポーツ選手の態度としてはあまり受け入れられづらいものではないだろうか。
 
(文/有村和巳)
 
 ~ライター略歴~
 静岡県出身
 大学までは野球部で白球を追いかけていた
 今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している