26日付で退団となった、中日ドラゴンズの門倉健2軍投手コーチ。
15日から担当する2軍の練習を無断欠勤し、その後、自宅に財布と携帯電話を置いたまま姿を消している状態が続き、20日付の消印で本人からの退団届が2軍マネージャー宛に届き、家族に本人の筆跡によるものかを確認のうえで、これを受理したという経緯だ。
この門倉コーチの失踪に関連したある記事が「不思議」と話題になっている。
28日、「日刊ゲンダイDIGITAL」が『門倉コーチ“謎の失踪”退団で中日大混乱 チーム内からは不思議な反応が…』との見出しで記事を配信したのだが……。
“不思議な反応”はどこにも記されていない
「記事に書かれている内容は、門倉コーチの退団について球団からあったのは『門倉コーチが退団することになった』という事実報告だけで、理由や経緯などの突っ込んだ話はなかったこと、同僚のコーチが『借金取りがナゴヤ球場に来たとか、女性トラブルも聞いたことはありません。少なくとも表面化していたことは何もない。僕が知る限りでは、何か相談を受けていたコーチもいない。ファームのコーチも首をひねっているし、とにかく心配しています』と語ったことなどが綴られています。
タイトルにあるような“不思議な反応”はどこにも記されていないんですよ。
読者からも『この記事からだとチーム内からの不思議な反応について一切わからないんだけど』『チーム内からの不思議な反応と題しているのに、どこにも不思議な反応が書いていない不思議な記事』という声が数多く上がっています」(メディア記者)
自戒を込めて、不思議な記事をしたためることのないようにしていきたい。
(文/住吉良純)