【JRA】クロワデュノールの乗り替わりはオーナーサイドの意向ではなく斉藤崇史調教師がダービー制覇前から画策し続けていた | The Audience
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【JRA】クロワデュノールの乗り替わりはオーナーサイドの意向ではなく斉藤崇史調教師がダービー制覇前から画策し続けていた

【JRA】クロワデュノールの乗り替わりはオーナーサイドの意向ではなく斉藤崇史調教師がダービー制覇前から画策し続けていた
斉藤崇史

 昨年の日本ダービーを制し、今年春も大阪杯・天皇賞・春とG1を連勝したクロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)が、秋初戦の天皇賞・秋(11月1日、東京芝2000m)で北村友一騎手からC・デムーロ騎手への乗り替わりとなった背景について、オーナーサイドの意向ではなく、斉藤崇史調教師がダービー制覇前から画策し続けていたとの見方が、元騎手らから出ている。

 9月30日、サンデーサラブレッドクラブが公式に「短期免許で来日見込みのクリスチャン・デムーロ騎手に騎乗依頼しました」と発表。デビューから11戦連続で北村友一騎手が騎乗し、G1を4勝していたコンビの解消は「電撃乗り替わり」として大きな反響を呼んだ。
 
 クラブ発表という形式上、オーナーサイドの判断と受け取られがちだったが、関係者情報や元騎手の指摘では、調教師主導の動きだった可能性が指摘されている。

 元JRA騎手の藤田伸二さんは乗り替わり発表直後、「こんな事あっていいのかな…北村騎手は何かしました?競馬ファンが離れて行くぞ…悲しいニュースだ…」と投稿し、コンビ継続を望む声に同調する形で言及。
 
 また、元川崎競馬騎手の瀧川寿希也さんは、乗り替わりの背景について「元々凱旋門賞は外国人で行きたかった」「来年は国内に興味が無いから海外視野となると海外で北村を乗せたくないから秋から海外で乗せる用に外国人を試す」「この先ドバイやサウジと海外を見据えて外国人起用に切り替えた」と詳細に分析し、陣営の海外志向が背景にあると主張した。

 事実関係として、昨年秋の凱旋門賞後、ジャパンカップに向けた最終追い切りでC・デムーロ騎手が跨る異例の調教が行われ、斉藤調教師は当時「先入観をもたない中で馬の印象を聞いてみたかった」と説明している。FRIDAYなどの報道でも、陣営が将来的なスイッチを模索していた可能性が指摘されており、ダービー制覇以前から海外遠征や外国人騎手起用を視野に入れていたとの見方と符合する。

 北村騎手とのコンビはホープフルS、日本ダービー、大阪杯、天皇賞・春とG1競走4勝の輝かしい成績を残したが、宝塚記念では2着。勝ったレースでも内容に危機感を持っていたとの声もあり、斉藤調教師が長期的なプランとして外国人騎手への移行を画策し続けていた可能性が、元騎手らの言及によって浮上している。
 
 クラブ発表の形を取ったものの、実質的な主導は調教師側だったとの指摘は、競馬界の「騎乗依頼」の実態をめぐる議論を呼びそうだ。

 天皇賞・秋ではC・デムーロ騎手が騎乗したが5着に終わり、直線での斜行で戒告処分を受けた。今後のコンビ継続や海外遠征の動向が注目される。
 
(文/豊田武志)