
大手回転寿司チェーン「はま寿司」の店舗で迷惑行為を繰り返し、威力業務妨害罪に問われた無職・新西悠太被告(43)に対し、さいたま地裁川越支部は2026年9月29日、拘禁刑1年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
しかし、判決直後にもかかわらず、本人のものとみられるTikTokアカウントが稼働している疑いが浮上し、ネット上で大きな批判を集めている。
新西被告は、はま寿司の店舗でレーン上の寿司に洗剤をかける動画や、醤油ボトルに素手で触れる動画などを撮影・投稿し、計2回逮捕されていた。
9月29日の初公判で新西被告は起訴内容を認め、動機を「承認欲求を満たすためだった」と説明。再犯防止策として、「スマートフォンを解約して動画投稿ができない従来型の携帯電話(ガラケー)に切り替え、妻に位置情報を監視してもらう」などと述べ、神妙な面持ちで更生を誓っていた。裁判官も家族の協力体制などを考慮し、執行猶予付きの判決を言い渡した。
ところが、判決からわずか1日しか経っていない9月30日以降、新西被告が過去に使用していたとされるTikTokアカウント「mameda(@mameda46)」などの動向に注目が集まった。同アカウント周辺では、弁当にカレーをぶかけるといった新たな迷惑系動画が公開されるなど、アカウントが復活・稼働しているのではないかという疑いが強まっている。
これが事実であれば、法廷で涙ながらに語った「スマホ解約」や「動画投稿の断念」という約束は完全に反故にされたことになる。
新西被告は、最初の洗剤ぶっかけ動画で罰金50万円の略式命令を受けたわずか5日後に、2度目の迷惑行為に及んだ過去を持つ。今回の「SNS復活疑惑」に対し、ネット上では「全く反省していない」「裁判所や妻を騙したのか」といった呆れと怒りの声が殺到している。
執行猶予5年という重い条件付きの判決が下された直後のこの行動は、今後の彼の社会的な信用だけでなく、法的な立場にも大きな影響を与える可能性がある。承認欲求の代償は、あまりにも大きい。
(文/石田良治)