昨年7月の急逝から10ヶ月以上が経過した俳優の三浦春馬さんが、政治利用を受ける事になるかもしれない。
22日、「SPA!」(扶桑社)が“不登校YouTuberゆたぼんの父の衆院選出馬表明は、なぜSNSで批判されたのか”との見出しで記事を配信した。
記事には、このところ物議を醸している3月までは小学生ユーチューバーだった(現在は中学生ユーチューバー)「ゆたぼん」の知名度を活かし、ゆたぼんの父である中村幸也さんが、立花孝志さんの「古い政党から国民を守る党(略称:古い党)」から衆議院選挙に出馬することに関して綴られている。
厳密には、中村さんは「古い党」所属ではなく、立花さんの掲げる「諸党派構想」に乗り、「ゆたぼん党」所属として立候補するのだという。
この「諸党派構想」の中で、立花さんは「ゆたぼん党」よりもさらにとんでもないアイディアを容認しているようなのだ。
三浦春馬さんの影響力の大きさを政治に悪用か
「『三浦春馬党』なるものを提案した及川さんというジャーナリストの方がいるんですが、この提案に対して立花さんは『やりたい人がいるなら認める』としたんです。
唐突な死により、多くの方が大きなショックや悲しみを感じ、今もなお『なぜ三浦さんは突然この世を去ったのか』ということに関しては様々な声がある、そんな三浦さんの影響力の大きさを政治に悪用しようなんてことは、故人への冒涜以外の何物でもないと思うんですがね……」(メディア記者)
19日には、三浦さんが所属するアミューズの法務部がツイッターで「悪質な誹謗中傷案件」には毅然とした法的措置を執っていくことをあらためて表明している。
三浦さんを第三者が政治利用しようとすることに対して、アミューズがどのような姿勢を取るのかについて、今後の動向に注目したい。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き