
週刊文春(文藝春秋)電子版が16日、広島東洋カープの菊池涼介内野手(36)が後輩の羽月隆太郎さんに根性焼きを入れた、とする記事を配信した。
15日の予告では「後輩に根性焼きを入れた一軍選手」とだけ出していた。記事公開後、実名と現場の名前が並んだ。
文春が起点にしたのは、羽月さんがSNS配信で語った内容だ。「ライターで炙ったフォークを首に当てられた」と羽月さんは告発。ただ、これまでのところ加害者の氏名は明かしていなかった。
球団関係者は、それを菊池選手の行為だと特定。静岡県での合同自主トレ中、食事の席で飲めない酒を飲まされ、うたた寝していた羽月さんに高温になったフォークを押し当てた、との説明である。その場には矢野雅哉内野手と、現在は社会人野球のNTT東日本に所属する韮澤雄也内野手もいた、と関係者は話している。
静岡の自主トレは「菊池塾」と呼ばれる。ゴールデングラブ賞を10年連続で取った正二塁手が、若手を集めて守備を教える冬の定番だ。羽月さんはカープ入団時から菊池選手を憧れに挙げ、2022年からは同じ静岡の自主トレに参加していた。
根性焼きは傷害になり得る。うたた寝した後輩の首に熱した食器を当てる、という話は「ノリ」では済まない。
一方で、配信での発言と関係者の聞き取りがどこまで一致するかは、球団と当事者の説明が出るまで確定できない。菊池選手、矢野選手、韮澤選手のいずれからも、本稿時点で公式コメントは確認できていない。
羽月さんについては、自身のSNSで16日夜に生配信を実施すると予告。根性焼き被害について、新たな発言があるのか注目される。
カープは矢野選手らのゾンビたばこ関与疑惑、小園海斗選手の不倫疑惑など私生活報道が続いた直後だ。球界きっての守備職人にして、チームの顔である菊池選手の名前が載った衝撃は大きい。
(文/潮崎達至)