西武・ダイエー・ソフトバンクでプレーの宮地克彦(55)逮捕 20代女性に不同意わいせつの疑い | The Audience
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西武・ダイエー・ソフトバンクでプレーの宮地克彦(55)逮捕 20代女性に不同意わいせつの疑い

西武・ダイエー・ソフトバンクでプレーの宮地克彦(55)逮捕 20代女性に不同意わいせつの疑い
宮地克彦

 元プロ野球選手で、女子硬式野球クラブ・九州ハニーズの代表兼監督を務める宮地克彦容疑者(55)が、不同意わいせつの疑いで逮捕された。

 福岡県大野城市の自宅で、20代の知人女性に同意なくわいせつな行為をした疑い。
 
 事件は8月17日午後10時20分ごろから翌18日午前6時50分ごろにかけて起きたとされる。下着の中に手を入れて尻を触る、唇にキスをするなどの行為が疑われている。
 
 女性が被害届を出したことで発覚した。取り調べに対し、宮地容疑者は「結果としてわいせつな行為かもしれませんが、決してわいせつな目的ではありませんでした」などと話し、容疑を一部否認している。

 現役時代は、西武で長くくすぶり、福岡に移って花開いた選手だった。大阪府大東市出身。尽誠学園高から1989年ドラフト4位で西武に入団した左打ちの外野手だ。投手としてスタートし、野手に転向したあとも一軍定着は遅れた。西武では1994年に初出場。2002年に100試合へ出場して打率.267、29打点を記録し、リーグ優勝に貢献した年がある。日本シリーズでも3番・中堅で先発した。だが翌2003年は右膝の故障で25試合にとどまり、戦力外となった。

 転機は入団テストだった。合同トライアウトを経て、2004年に福岡ダイエーホークスへ移籍する。33歳。「1年間は没頭させてくれ」と家族に伝え、単身で福岡へ入った。移籍1年目から右翼のレギュラーに定着し、93試合で打率.310。規定打席には届かなかったが、プレーオフでも先発出場した。
 
 球団がソフトバンクとなった2005年はさらに伸びた。自己最多の125試合に出場し、打率.311、36打点。プロ16年目で初の規定打席到達は、ドラフト制以降で最も遅い記録とされた。オールスターにも初出場し、外野手部門のベストナインにも選ばれた。強肩は「おやじビーム」と呼ばれ、中高年層から茶封筒のファンレターが届く「リストラの星」になった。

 通算は11シーズン、457試合、打率.275、12本塁打、111打点。数字の中心は福岡の3年間にある。2006年は打率.155と失速し、翌年は独立リーグの富山で現役を終えた。
 
 引退後はソフトバンクや西武でコーチを務め、2019年から女子野球の指導に入った。2022年からは九州ハニーズの監督兼社長を務め、系列の社会人チームでもコーチを兼ねていた。

 西武では出番が限られ、戦力外のあとにダイエーとソフトバンクでレギュラーと表彰をつかんだ。その「遅咲き」で知られた元選手が、監督として女子チームを率いる立場で逮捕された。容疑の詳細と認否の行方は、今後の捜査に委ねられる。
 
(文/中牟田晃)