俳優の田村正和さんが4月3日に、心不全にて都内の病院で亡くなっていたことが18日分かった。
田村さんの弟で俳優の田村亮さんは「兄、田村正和が天国に旅立ちました。4月3日、正和兄貴の奥さんからの突然の知らせで一瞬何の事か理解出来ず茫然としました。私の妻が3ヶ月程前に兄の奥さんと話しをした時も 兄は元気で散歩していると聞いていたのに…」と、ほんの3ヶ月前までは田村正和さんが元気な様子だったこと、突然の別れになってしまったことを語った。
「しばらくメディアに姿を見せていなかった田村正和さんですが、それでも70歳を超えても非常に若々しい様子だった印象が多くの方の脳裏にあるようで、『まさかこんなに早くお亡くなりになるなんて…』『まだまだこれから10年20年と生きて行かれると思ってたので、驚きましたし寂しいです』といった声がいくつも聞かれますね。
さらには、老若男女問わず『古畑任三郎』(フジテレビ系)のイメージが強いという声も多いですね。
当時、まだ知名度が低かった生徒役の面々の中から、今では第一線で活躍している森山未來さん、勝地涼さん、水川あさみさんらを排出しているということで『さよなら、小津先生』(フジテレビ系)についてコメントする声もあります。
その人だけにしかない輝き
また、田村さんの訃報が報じられた18日は、昨年7月に急逝した三浦春馬さんの10回目の月命日だったということもあるからでしょうか。
2005年に“週刊女性”(主婦と生活社)の取材に対し『とにかくずっと俳優を続けて、田村正和さんのように、誰にもできないような演技、その人だけにしかない輝きを演じられるようになりたいです』と三浦さんがコメントしていたことを回想している方がいますね。
また、2018年の『あさイチ』(NHK)の“プレミアムトーク”のコーナーに三浦さんが出演した際、田村さんが『若さま侍捕物帳』(テレビ朝日系)で演じた“若さま”の『血しぶきあげて あの世へ逝きやがれ』というセリフを真似していたことについて思いを馳せる方もいましたよ」(メディア記者)
独特の間と語り口で、三浦さんが指摘していたように「その人だけにしかない輝き」を見せ続けてくれた田村正和さん。
多くの功績に感謝し、ご冥福をお祈りしたい。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き