三浦春馬さん「名誉を守るため」アミューズ黙して語らぬ | The Audience
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三浦春馬さん「名誉を守るため」アミューズ黙して語らぬワケ

三浦春馬さん「名誉を守るため」アミューズ黙して語らぬワケ
ぱくたそ

 16日に公開された、「論座」(朝日新聞社の言論サイト)でのフリーライターで映画ジャーナリストの林瑞絵さんによる「三浦春馬の夢を叶えなかった日本のエンターテイメント界」と題された記事に注目が集まっている。


 三浦春馬さんと言えば、前日まで精力的にドラマ撮影に参加していた今年7月18日に急逝。間もなく没後5ヶ月になろうとしている。
 
 記事の中では、仕事熱心で本物志向の三浦さんと日本のエンターテイメント界はきっと肌が合わなかったであろうこと、肌の合わない中で主導権はエンターテイメント界や所属事務所にあるため三浦さんに「やりたいことができる環境」はかなり限定的だったのではないかと思われること、ドラマ『おカネの切れ目が恋の始まり』(TBS系)での不可解な演出や最終話での三浦さんへの追悼テロップの軽さにショックを受けたこと、かつてインタビューで笑いながらではあるものの三浦さんが「僕にプライベートはありません」と答えていたことなどが綴られている。
 
 「おそらく三浦さんの所属事務所であるアミューズや日本のエンターテイメント界全体の志向に対して感じたことを正直に綴ったのだと思いますが、ミュージカル『キンキーブーツ』にて三浦さんと仕事をした外国人スタッフの敬愛に溢れた追悼コメントと比較して『日本は、ひっそり、だんまり、宣伝絡み……追悼の態度に落差を感じる』とも語っています。
 
 もちろん海外と日本では文化の違いがあります。
 
 日本では多くの場合、人の死に対してそっとしておいたり黙して語らぬという姿勢は美しいとされるところもありますし、実際に私もその美徳を受け入れている部分は多分にあります。

三浦さんほどの天賦の才をもった方が

 しかしながら、三浦さんほどの天賦の才をもった方が唐突に自ら死を選んだという状況や死亡当日の時系列に不可解な点があることなどを鑑みれば、これはその美徳を当てはめるケースではないと思うのです。
 
 林さんも指摘していますが、直近までの三浦さんの振る舞いや発言の変化、それから明らかに激ヤセして見えた三浦さんの生前の姿の原因などについて、アミューズは知っていることを開示してくれてもいいんではないかと思いますがね。
 
 それが、唐突な自死という悲しいニュースの再発防止につながる側面もあるでしょうし、三浦さんへの真の意味での追悼となり、三浦さんの名誉を守るためになると私は考えていますよ」(メディア記者)

 7月18日から5ヶ月間、多くの方が抱え続けてきたであろう「なぜ?」に対する答え。
 
 当然、本質としては本人にしか分からないことだと分かってはいるものの、アミューズとしての答えでいいから語ってほしいと感じている方へ、今後アミューズが動くことはあるのか注目したい。
 
(文/窪田翔吾)