ちいかわ、映画特典を劇場関係者が不正転売疑惑 | The Audience
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ちいかわ、映画特典を劇場関係者が不正転売疑惑

ちいかわ、映画特典を劇場関係者が不正転売疑惑
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』

 くら寿司のコラボ中止が発表された5日、隣で火がついたのが映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』の入場者特典だ。

 「劇場スタッフが抜いて転売している」との見方がXで急拡大し、トレンド入りした。
 
 公式の不正認定はこれまでのところ出ていない。だが配布前出品と、同一出品者による大量コンプリートセット販売は、客の買い占めだけでは説明しにくい。

 作品は7月24日公開。入場者特典はこれまでに第4弾までが登場してきた。
 
 第1弾はチャームミニフィギュア(ちいかわ、ハチワレ、うさぎ、モモンガ、くりまんじゅう、ラッコ、シーサー、古本屋の全8種)。第2弾はボンボンドロップシール。第3弾は8月22日から始まったプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」で、セイレーンの背中にちいかわ・ハチワレ・うさぎのいずれかが乗った全3種のランダム配布だった。引いて手を離すと走る仕組みで、残数のある劇場では9月4日まで配られた。5日から第4弾(島二郎・セイレーン・ヒトハ・フタバのチャームミニフィギュア全4種)が始まった。

 公式はいずれの特典も非売品と明記し、転売と複製を禁じている。渡し方はシアター入場時、同一上映回で1人1点。複数枚の指定券を持っていても1点だ。
 
 それでも公開当日の午前中からフリマに並び、第1弾の8種セットが2万円を超えた。第2弾シールは配布開始前日に「8日発送」と書いて出品されていた。客がまだ受け取っていない品が、画面上では売られている。

 5日の疑惑は、くら寿司の横領発表と重なった。映画側で繰り返し指摘されているのは次の点だ。
 
 第3弾の「ごきげんセイレーン♪」を同一アカウントが何個も出し、始まっていない第4弾まで載せている出品があること。袋の封や中の厚紙の向きがおかしい、という来場者の報告。スタッフが袋を触ってから渡した、という目撃情報。座席数より先に特典が尽きた劇場がある、という現場の違和感。ランダム配布なのに人気種だけが劇場から消え、不人気種が客の手に渡る、という話も出ている。

 一方で劇場勤務経験者は「上映ごとに動員と残数を照合し、余りは配給に返す。一般スタッフが抜くのは難しい」と反論する。
 
 公式と劇場チェーンは、まだ「調査する」とも「しない」とも言っていない。
 
(文/二宮誠司)