
週刊文春(文藝春秋)がソフトバンクの2024年ドラフト1位・村上泰斗投手(19)の暴行・中絶トラブルを報じた直後、Xで「もし阪神が2位で指名していたら」との仮定が広がった。
村上投手は兵庫・神戸弘陵出身の地元枠として、阪神スカウト会議で何度も映像確認されていた投手だ。
このときの阪神1位は伊原陵人投手。伊原投手は8月にFRIDAY(講談社)で酒席暴行を報じられ登録抹消、村上投手は9月2日に文春砲を浴びた。
同一年ドラフトの1位と2位が同時に私生活問題で消える「史上最悪ドラフト」は、ソフトバンクが外れ外れ1位で村上投手を指名したことで、阪神側は寸前で免れた形になった。
2024年5月、阪神は村上投手をドラフト候補にリストアップしたと報じられた。直球の回転数がプロ平均を大きく上回り、「村上頌樹2世」「藤川球児2世」と評された。
10月ドラフト直前のスポニチは、藤川監督の後継者として上位指名を狙っている、とまで書いた。8月のスカウト会議でも地方大会敗退後の映像を再確認している。
阪神が公式に「2位で村上投手を指名する」と宣言した記録はない。ただ地元右腕を上位候補に残し、ソフトバンクが1位で消した瞬間に報徳学園・今朝丸裕喜投手へ切り替えた、というのが当時の報道と現場の記憶で一致する。
(文/潮崎達至)