松たか子さん主演の関西テレビ制作、フジテレビ系連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』第5話が11日放送された。
12日に判明した第5話の視聴率は6.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だった。
第1話を7.6％と低めの視聴率で滑り出すと、以降も6.7％、5.7％、6.0％、そして今回の6.2％と数字としてはパッとしない状況が続いているのだが……。
「放送スタート当初から一貫して、SNSなどネット上での視聴者評価は上々なんですよ。
その割にはリアルタイム視聴率に反映されてこない、という昨今のドラマあるあるの1つに陥っている感じです。
立ちはだかる、あのジンクス
ただ、あくまでリアルタイム視聴率は1つの指標に過ぎないという扱いに変わりつつあるものの、それでも制作サイドが最重視している部分であることも事実ですから、今後伸ばしていきたいとは考えているでしょうね。
『せめて第1話が最高値だったというジンクスからは脱したい』というのが切なる願いだと思います。
と言いますのも、同枠のドラマ、2019年以降に放送された10本を見て行きますと、そのうち第1話が最高視聴率となったものが8本もあり、これに該当しないのは、松坂桃李さん主演の『パーフェクトワールド』、前クールで放送された藤原竜也さん主演の『青のSP -学校内警察・嶋田隆平-』のわずかに2本だけなんです。
三浦春馬さん主演の『TWO WEEKS』、阿部寛さん主演の『まだ結婚できない男』、玉木宏さんと高橋一生さんがW主演の『竜の道 二つの顔の復讐者』などが、意外ですが第1話が最高視聴率で終わっているんですよ」（メディア記者）
『大豆田とわ子と三人の元夫』の視聴率が、ネットでの評判を反映したものへと変化していくか、同枠の残念なジンクスを打破できるか、今後の動向に注目していきたい。
（文／恵和恵）