ハビタ上野景真社長が社員・大竹玖瑠美さんらに「売上金を金庫に戻せ」大地震直後に指示を出しイオンモール熊本の爆発で死なせたこと認め謝罪 | The Audience
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ハビタ上野景真社長が社員・大竹玖瑠美さんらに「売上金を金庫に戻せ」大地震直後に指示を出しイオンモール熊本の爆発で死なせたこと認め謝罪

ハビタ上野景真社長が社員・大竹玖瑠美さんらに「売上金を金庫に戻せ」大地震直後に指示を出しイオンモール熊本の爆発で死なせたこと認め謝罪
上野景真社長・大竹玖瑠美さん

 7月28日に発生した令和8年熊本地震(最大震度7)の直後、熊本県嘉島町の大型商業施設「イオンモール熊本」で起きた大規模爆発事故。

 雑貨店「ハビタ」の従業員2人が犠牲となった問題で、運営会社「ハビタ」(熊本市)の上野景真社長が2日、指示の事実を認め謝罪した。
 
 上野社長は2日夜、大竹玖瑠美さん(22)の通夜後に熊本市内で報道陣の取材に応じ、屋外に退避していた従業員に対し「売上金を金庫に戻してほしい」と指示していたことを認めた。「痛恨の極みだ。両遺族に申し訳ない」と頭を下げて謝罪した。
 
 会社幹部の指示を受けた店長が、死亡した従業員に「もし入れるなら売上金を金庫に戻してほしい」と伝えたという。店舗はモール2階にあり、金庫は1階にあったとされる。

 亡くなった1人はハビタ社員の大竹玖瑠美さん。地震発生後、客の誘導などを終えて一度は店外に退避していた。駐車場で偶然出会った親族に対し「会社の人から頼まれた」「レジの売上を金庫に入れに行かないといけない」と伝え、引き留める声を振り切って同僚女性とともに館内に戻った。その約5分後、爆発に巻き込まれた。
 
 親族は「責任感の強い子だったから、指示に従ったのだと思う」と唇をかみしめている。母親は会社側の謝罪を受け「(娘は)帰ってこないんですよ」と涙ながらに訴えた。

 爆発は地震発生から約1時間半後の午後5時50分ごろに発生。大竹さんら2人を含め計7人が死亡した。イオン側は当初、避難後は館内に入らないマニュアルになっていたと説明していた。
 
 上野社長ら幹部は通夜に参列し、遺族に経緯をまとめた書面を渡して謝罪。営業部長は「今から考えると、命に代えるものではない」と述べた。

 この問題は、災害時の企業対応や従業員の命を優先する危機管理の在り方を改めて問うものとなっている。警察や関係機関による詳しい調査が続けられている。
 
(文/二宮誠司)