14日、7月18日に急逝し間もなく5ヶ月となる俳優の三浦春馬さん主演の映画『天外者（てんがらもん）』（配給：ギグリーボックス）が公開から3日間の観客動員が11万7959人、興行収入は1億6653万7600円のスタートを切ったことが分かった。
配給会社の規模や公開前の広告状況を考えると、動員数も興行収入額も見込まれた数値を遥かに超えており、大ヒットと呼んでいいだろう。
映画のレビューサイトではFilmarksは4.3点（5点満点）、映画.comが4.4点（5点満点）と非常に高いスコアを付けられており、Filmarksでは「初日満足度ランキング1位」の称号も与えられている。
この大ヒットを受け、当初予定から26劇場での追加上映が決定し、トータルでは229劇場での公開が確定しており、今後もさらに上映劇場を増やしていく予定となっているという。
また、映画関連グッズは相次いで売切となるなどしたため、急きょの追加生産も決まっている。
思いが結実してのムーブ
「三浦春馬さんを応援するすべてのファンと、三浦翔平さんや西川貴教さん、蓮佛美沙子さんらの共演者や田中光敏監督ら制作に携わったすべての方々の『三浦さんの最後の主演映画を多くの人に見てもらいたい』という思いが結実してのムーブでしょうね。
たぎる情熱を共に過ごした人、作品を見てくれた人など、公私ともに多くの人たちに与えていた三浦春馬さんだからこそ起こったことだと思います。
返す返すも、大きな存在を失ってしまったんだなと感じますね」（メディア記者）
三浦さんが魂を込めて演じた五代友厚という『天外者』を中心に紡がれる物語が、これからさらに多くの人たちの心に届いていくことだろう。
きっとその様子を、三浦春馬さんも近くで笑顔で見守ってくれているような気がする。
（文／西野麻衣）