7日、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)を撮影した田中光敏監督が自身のブログを更新。
同日から始まった『天外者』台湾上映については「台湾上映が始まりました。嬉しいです」、4日から10日までの期間限定の『天外者』サウンドトラック音源放送については「近所のローソンに行って、『天外者』のサウンドトラックを聴いて来ました」と語った。
また、13日からの“ハワイ国際映画祭”に『天外者』が出品されることにも触れながら、「映画を初めて撮った時。【映画は、映画を観たお客様が育ててくれる】と言う話を先輩から聞きました。
まさしく今、僕は、『天外者』で、その先輩から聞いた言葉を経験していると実感しています」「(『天外者を支持してくれるファンへ』)何度お礼を言っても言い足りないですね。本当にありがとうございます。素敵な経験させて頂いています」と、あらためて多くのファンが『天外者』を育ててくれた結果の現状であることを強調した。
利他的発想の持ち主たちによるコラボ
「『今だけ、金だけ、自分だけ』といった利己的発想ではなく、誰かのために、誰かのおかげでという利他的発想を持ち続けた『天外者』の主人公で幕末から明治にかけての偉人・五代友厚。
その発想を地で行っていた三浦春馬さん。
五代と三浦さんと、そして映画を支持してくれるファン、その力の結集こそが『天外者』だと、常々、田中監督は謙虚なコメント、姿勢を持ち続けています。
田中監督は謙遜し、『自分なんかは…』と言うかも知れませんが、五代や三浦さんがそうであったように、田中監督もまた稀代の利他的精神の持ち主と言えるでしょう」(メディア記者)
五代友厚、三浦春馬さん、田中光敏さん、もちろん映画に関わった方々、映画を支持する方々の力も含めてだが、『天外者』は奇跡的なコラボレーションによって成り立っているのではないだろうか。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行って