
茨城県下妻市の須藤豊次市長(67)が15日未明、隣接する八千代町の排水路で遺体で発見された。
県警下妻署は現場の状況から自殺の可能性が高いとみて調べているが、SNS上では「不自然すぎる」との疑問や「裏に何かあるのでは」との声が相次いでいる。
警察によると、14日午後11時15分ごろ、須藤市長の家族から「帰りが遅い」と行方不明届が出された。捜索中の警察官が15日午前0時50分ごろ、八千代町本郷の排水路でロープで首を吊った状態の遺体を発見。駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。
須藤市長は自宅から約2キロ南の現場で、白いTシャツに紺色のズボン、靴を履いた姿で発見された。近くに自身の車が停まっていたという。遺書は見つかっていない。
須藤市長は今年3月の市長選挙で激戦を制し、わずか200票差程度で初当選したばかりだった。就任からわずか2〜3ヶ月でこの事態となったことに、ネット上では「勝ったばかりの市長が突然自殺する理由がわからない」「深夜の排水路で首吊り自殺は不自然」との指摘が相次いでいる。
さらに、事件の背景として注目されているのが、茨城県が全国初で導入した「不法就労外国人の通報で報奨金1万円」を支給する制度だ。下妻市周辺ではこの制度をめぐり、市民団体が「差別だ」と猛反発するなど対立が深まっていたとされ、死亡直前には下妻市内の農場を経営する帰化中国人女性が不法就労助長容疑で逮捕される事案も発生していた。
これらの事情から、「外国人関連の利権や対立が絡んでいるのでは」「警察が自殺と断定するのは早すぎる」との憶測や批判が広がっている。警察は事件性は低いとみているが、詳細な死因や状況については明らかにしていない。
(文/石田良治)