
札幌市白石区の人気ラーメン店「ラーメン・餃子 ハナウタ」白石本店が、建物老朽化による大規模改装のため約9ヶ月間休業中であるにもかかわらず、Googleマップなどに「ラーメンにゴミが入っていた」といった虚偽の悪質レビューが投稿された。
店主がX(旧Twitter)でスクリーンショットを添付して強い怒りを表明したところ、投稿は瞬く間に拡散。ファンや利用者から「完全な嫌がらせ」「削除を」との擁護の声が殺到し、話題となっている。
同店は2015年創業の薬膳ラーメン専門店で、独特のスパイスを効かせた味噌ラーメンや毎朝手作りするモチモチの水餃子が人気。
白石本店は2025年9月15日に一旦閉店し、東苗穂店(2号店)を営業しながらリニューアル工事を進めてきた。店主の公式アカウントのプロフィールには「白石店6/5リニューアルオープン」と記載されており、6月5日(木)の再オープンを目前に控えていた。
6月4日朝、店主はXに以下の投稿を行った。
「まだ営業していない店にめちゃくちゃな事を言わないでください 削除お願いします」
添付された画像には、問題のレビューが映されており、「ラーメンにゴミが入っていた」「店員(レビューでは『定員』と誤字)の態度が悪い」といった内容が記載されていた。店が休業中で客の来店自体が不可能であるにもかかわらず、具体的な「ゴミ」被害を訴えるレビューは、明らかに虚偽と見なされ、ネット上で大きな反響を呼んだ。
投稿は投稿から数時間で1万件近いいいね、100万回以上の表示を記録し、トレンド入り。リプライ欄にはファンからの応援が相次いだ。
「まだオープン前なのに虚偽レビューひどすぎます…完全に悪質な嫌がらせです。報告して削除してください!」
「同業の嫌がらせか? 開示請求して賠償請求した方がいい」
「ハナウタさんのラーメン何度も食べてますが、いつも清潔で味も最高。白石店のリニューアル楽しみにしています!」
中には「低評価を大量につけて削除代行を迫るMEO業者の手口の可能性もある」と指摘する声や、過去に同様の被害を受けた事例を引用して注意喚起するコメントも見られた。一方で「改装前の古いレビューでは?」とする意見も少数あったが、大半は「営業していない店にレビューを書く時点でおかしい」と店側を擁護する内容だった。
ハナウタ白石本店は地元で行列ができる人気店として知られ、薬膳の効能で体が温まるスープや、餃子専門の「GYOZADAY」も好評だった。9ヶ月もの長期間の改装を乗り越え、ようやく迎えるリニューアルオープン直前に起きた今回の騒動。店主の怒りの投稿は、単なるクレーム対応を超え、飲食店が直面する風評被害の難しさを改めて浮き彫りにした形となった。
現在、店側はレビュー削除を求めるとともに、必要に応じてGoogleへの報告や法的対応を検討している模様。ファンからは「6月5日のオープンが待ちきれない」「本物の味で悪評を吹き飛ばしてほしい」とのエールが続いている。
(文/二宮誠司)