14日夜、女性芸人の頂点を決める『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)決勝戦が行われ、ピン芸人の吉住さんが4代目女王に輝いた。
17年から始まった同大会。これまで、ゆりやんレトリィバァさん、阿佐ヶ谷姉妹さん、3時のヒロインさんが歴代女王に名を連ねており、吉住さんはゆりやんレトリィバァさん以来のピン芸人での女王戴冠となった。
決勝戦は勝ち進んできた10組の女芸人がA・Bの2ブロックに分かれ、それぞれの勝者を決定。その勝者同士が最終決戦を行うという仕組みだった。
吉住さんは「死のブロック」と言われたBブロックで、Aマッソさん、ゆりやんレトリィバァさん、はなしょーさん、ぼる塾さんを相手に「恋する女性審判」というネタで勝負。
見たことないし、演技力も圧倒的
審査員の1人、アンガールズの田中卓志さんから「設定の持って行き方も見たことないし、演技力も圧倒的にあって今後グングン伸びそうな感じ」と絶賛される内容で見事にブロックを勝ち抜いた。
Aブロックを勝ち上がってきた紅しょうがさんとの最終決戦では「強盗に入られた銀行員」をまたも見事な演技力で笑いへとつなげてみせ、視聴者投票による1票と6人の審査員のうち5名の票の合計6票を集め、6-1で優勝を果たした。
優勝決定直後には照明の当たる舞台の中央で「こんな明るいところにいられる人間じゃないんですよ」と謙遜しながら、最後に一言と振られると「先輩にこれだけはやっておけって言われたんです」と断ったうえで「石原良純!」と女芸人の頂点に立った喜びを独特の雰囲気で表現していた。
これで、吉住さんは優勝賞金の1000万とともに、副賞の日本テレビ系の冠番組および人気番組出演権を手にした。
これまでの優勝者たちは、その後数々の番組に出演し人気芸人の座を築いていっただけに、吉住さんにもきっと明るい未来が待っているのではないだろうか。
(文/スコッティ角筈)