
高知中央高校の学生寮で、学食の突然の廃止が大きな問題となっている。
同校は入学案内やテレビCMなどで「寮完備・学食完備・食べ放題」を強くアピールし、特にスポーツ推薦生や遠方からの入学者を集めてきた。
しかし新年度スタートからわずか1ヶ月後の2026年5月、突然「学食廃止」を通知。5月13日から工事に入り、代わりに校内にコンビニを設置すると発表した。
保護者からは「3食付きが決め手で入寮を決めたのに、詐欺行為だ」と強い反発が起きている。学校側は学生にコンビニ利用分の3万円相当ポイントを付与すると説明したが、寮にキッチン・火・洗い場はなく、自炊は不可能。部活動で育ち盛りの生徒たちに「1日3食をコンビニで賄え」という内容に、保護者らは「3食で1000円近くかかるのでは」「栄養も量も足りない」と憤慨している。
SNSでは貧相な食事写真(具なしカレー、1品程度のおかず弁当、焼いていないパン、極端に少ない白米など)が拡散。「刑務所より酷い」「部活生でこれか」と全国的な批判を呼んだ。一部保護者は「学校を信用できない」と退寮・転校を決意。5月9日に予定された保護者説明会も「後手後手」とさらに不信を招いている。
学校側からの詳細な公式説明はまだなく、少子化や運営費高騰が背景にあるとみられるが、事前告知の不備や入学者募集時の宣伝との乖離が最大の火種となっている。
(文/二宮誠司)