2日に阪神競馬場で開催された、伝統あるG1競走「天皇賞・春」。
同レースを制したのは、福永祐一騎手が騎乗した一昨年の菊花賞馬・ワールドプレミアだった。
2着には1番人気のディープボンド(和田竜二騎手)、3着には4番人気のカレンブーケドール(戸崎圭太騎手)という結果となった。
「3、1、4番人気での決着ですから固かったと表現すべきでしょうね。
ただ、これにより、今後のワールドプレミアの馬主である大塚亮一さんへはかなり大荒れな展開が待っていそうです。
持続化給付金不正受給の『指南役』
と言いますのも、大塚さんは今年発覚した複数名の騎手を含むJRA関係者による持続化給付金不正受給の『指南役』として、ほとんど特定されてしまっている状況なんです。
『ペナルティはないのか?』『馬主資格を停止するなり、剥奪するなり処分があってしかるべきだ』と多くの非難を集めていましたので、今回のワールドプレミアによる天皇賞制覇で、あらためて否定的な意見が噴出することは確実かと」(スポーツ記者)
ワールドプレミアの見事なG1競走2勝目を称えるとともに、馬主の大塚さんの今後がどうなるのか注目していきたい。
(文/豊田武志)