14日、都内で行われた映画『ブレイブ -群青戦記-』制作報告会見に新田真剣佑さんが出席し、7月18日に急逝し間もなく5ヶ月となる三浦春馬さんへの思いを語った。
『ブレイブ -群青戦記-』は、原作が「週刊ヤングジャンプ」（集英社）にて2013年から2017年まで連載された笠原真樹さんによる『群青戦記』で、来年3月12日公開。配給は東宝、監督は本広克行さんが務めている。
「戦国武将 VS 高校生アスリート」をテーマに、主人公を始めとする高校生が、高校の校舎もろとも戦国時代にタイムスリップし、戦に巻き込まれていく物語だ。
「夢だった共演」
主人公の西野蒼を新田さん、主人公を導く存在となる徳川家康を三浦さんが演じており、新田さんは会見で「役者になりたいと思ったきっかけをくれたのが、三浦春馬さん」「夢だった共演」などと三浦さんのことを回想していた。
「新田真剣佑さんと三浦春馬さんは、岸谷五朗さんと寺脇康文さんによる演劇ユニット『地球ゴージャス』の『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』で10年越しに同じ役を演じています。
三浦さんが2009年、新田さんが2019年にそれぞれ主人公のシャチという役を演じたわけですが、新田さん主演での同作の制作発表記者会見では、三浦さんが新田さんへのサプライズ動画メッセージを送っていました。
新田さんは『アメリカにいたときに三浦さんが演じるシャチを見て憧れを抱いた』とこのときに語り、かなり感激していましたよ。
所属事務所は異なりますが、一緒に何度も食事をするなどプライベートでも兄弟のような関係性を築いていたようですし、『ブレイブ -群青戦記-』への新田さんの思い入れは相当なものでしょう」（メディア記者）
この日、新田さんは「たくさんのことをこの作品で得ることができました。僕の役者人生にとって大切でずっと忘れられない経験で宝だと思っています。大好きな春馬さんの最高の姿が見られます。この映画を春馬さんにも届けたいです」とも話していた。
きっと、新田さんの思いも三浦さんの思いも、見てくれる多くのファンに届くだろう。
今から『ブレイブ -群青戦記-』の公開日が待ち遠しい。
（文／窪田翔吾）