
劇作家・演出家・音楽家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が4月22日、X(旧Twitter)を更新し、政府が決定した殺傷能力のある武器輸出解禁について、高市早苗首相を強く批判した。
ケラリーノ氏は21日、朝日新聞の「政府が武器輸出を全面的に解禁。5類型を撤廃し、殺傷能力ある武器も輸出可能に」という記事を引用し「‥‥‥。」とだけ投稿。22日未明にはさらに踏み込み、「我々の税金が間接的にであれ人殺しに使われる可能性が高まった」「高市は一線を超えたと感じる」と私見を述べた。
また、「今の世の中は傷つく側をケアするんでしょ?」と続け、平和国家としての日本の安全保障政策の転換に強い懸念を示した。
高市内閣は4月21日、防衛装備移転三原則の運用指針を閣議決定。従来、非戦闘目的に限定していた「5類型」を撤廃し、同盟国などへの殺傷能力のある武器輸出を原則として容認する方針を決定した。これにより、日本の防衛産業活性化と抑止力強化を目指す一方、憲法9条や「平和国家」の理念との整合性をめぐり、国内外で大きな議論を呼んでいる。
ケラリーノ氏の投稿は瞬く間に拡散され、X上では賛否が分かれる反応となっている。一部では「文化人らしい意見」「税金の使い道を考えるべき」と支持する声がある一方、「現実的な安全保障政策を理解していない」「芸能人が政治に口を出すな」といった批判も上がっている。
(文/永野正道)