プロ野球・ロッテは30日、コロナ禍におけるチームの規律を破り、不倫問題などで1月15日から無期限謹慎処分を受けていた清田育宏選手について、5月1日付けで処分を解除すると発表した。
清田選手は「千葉ロッテマリーンズ球団関係者の皆様、プロ野球ファンの皆様、この度は私の軽率な行動により多大なるご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。処分を解除していただくことになりましたが、今後も反省の気持ちを忘れることなく、自分を律し、チームの勝利に貢献していきたいと思います。この度は本当に申し訳ありませんでした」などとコメントしているのだが……。
「プロ野球の存続危機を招く可能性すらあった身勝手な行動を取った人が、わずか4ヶ月も経たないうちに処分解除ですか。
『早すぎる』『甘すぎる』
プロ野球のシーズンはまだ始まったばかりで30試合程度を消化したタイミング、これから100試合以上が残っている中でのこの決定ですから『早すぎる』『甘すぎる』とロッテの決定を不服とする声は他球団はもちろんのこと、ロッテファンの間でも多く聞かれる状況です。
『2度と見たくないと言ったはずなのに…』『ロッテファン辞めます』『こんな奴、向こう何十年も無報酬で球拾いだけさせとけ』など、非常に厳しい意見、不快感を示すコメントが溢れていますよ。
むしろ、もはや存在感がなくなっていただけに、今回の発表さえなければ清田選手はぬくぬくと2年契約の推定年俸6000万円を、仕事をろくにせずとももらえた可能性がありましたが、この発表で再度注目を集めることになり、世論には勝てず自ら引退を選択せざるを得なくなるかもしれませんね」(スポーツ記者)
少なくとも、処分解除を待っていたという声が極めて少ない状況であることは間違いないだろう。
(文/有村和巳)