
4月16日、神宮球場で行われたプロ野球セ・リーグ、ヤクルト対DeNA戦(ヤクルト2-0勝利)で、1軍球審としてデビューした川上拓斗球審(30)がアクシデントに見舞われた。
8回裏、無死無走者の場面でヤクルト ホセ・オスナ内野手(33)の打席。カウント2-1からの4球目、直球をフルスイングした際にバットが手からすっぽ抜け、後方に飛び、バットの先端が川上球審の左側頭部付近に激しく直撃した。
川上球審はマスクを外しながらよろめき、その場に倒れ込んだ。球場は騒然となり、両軍トレーナーが駆けつけブルーシートで囲んで応急処置。脳しんとうの疑いとみられ、担架でバックヤードへ運ばれた後、救急車で病院へ搬送された。試合は約20分中断した。
川上球審は審判キャリア8年目。前日の4月15日に30歳の誕生日を迎え、この日が念願の1軍球審デビュー戦だった。
スタンドからは「頑張れ、川上コール」が起き、場内は心配の声に包まれた。オスナ選手はX(旧Twitter)でアクシデントを謝罪し、川上球審の回復を祈っている。
NPB審判部は川上球審の容体について詳細を発表していない。デビュー戦での悲運のアクシデントに、野球関係者やファンから大きな衝撃が広がっている。
(文/潮崎達至)