昨年7月18日に急逝し、以来280日以上が経過した俳優の三浦春馬さん。
8月には柳楽優弥さんや有村架純さんと共演の『太陽の子』の上映が控えており、新田真剣佑さんと共演の『ブレイブ -群青戦記-』も全国公開中だ。
だが、何と言っても三浦さんの偉業を語るうえで欠かせないのが、三浦さんにとって最後の主演映画となった『天外者』だろう。
昨年12月11日の封切りながら、いまなおロングラン上映中。
4月中もいくつもの追加上映や再上映といった動きがあり、5月も7劇場での追加上映予定が組まれている。
さらに、5月7日からは海外上映第1弾となる台湾での上映がスタートする予定となっており、上映に向けて台湾国内でのプロモーションは熱を帯びたものになっている。
前人未踏、前代未聞を報じない不思議
「こうした三浦さんの、そして『天外者』の数々の偉業は、他の作品ではほとんど見ることがないもので、前人未踏、前代未聞という要素が多分にあります。
スポーツ選手が新記録を達成したら、あるいはアーティストが過去に類を見ないような際立った功績を上げたら、メディアはこぞって報じます。
三浦さんの『天外者』は、こぞって報じられるべきニュースに満ち溢れているワケです。
それにもかかわらず、三浦さんに関してスポーツ各紙などが即座に報じるのは、所属事務所アミューズによる注意喚起など。
『何かしらの圧力によるものなのか、はたまた忖度なのか』と原因は分からないとしつつも『おかしな状況にあるのは間違いない』と違和感を訴える声は多いですね」(メディア記者)
大手メディアの報道姿勢に疑問を感じる人が増えていることは間違いなさそうだ。
(文/窪田翔吾)