2018年、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の会社経営者で資産家・野崎幸助さんが急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、野崎さんを殺害した疑いが強まったとして、和歌山県警は28日、元妻の須藤早貴容疑者を殺人容疑で逮捕した。
野崎さんの死亡当時から、「年に3~4回人間ドックを受けるなど健康面にかなり配慮していた野崎さんが自殺するはずがない」「他殺であれば、結婚して数ヶ月しか経っていない55歳差の妻が、当日家にいたという状況的にも怪しいのではないか」など、須藤容疑者に疑惑の目を向ける人は少なくなかった。
それでも、須藤容疑者が全面否定し、決定的な証拠も出て来ず3年もの月日が経過していたわけだが……。
「今回、ようやく逮捕ということにはなりましたが、これまでに警察から発表されている内容には決定的な証拠は明示されていません。
近く須藤容疑者がドバイへ逃亡するとの話も浮上していたことを受け、緊急で身柄を確保するために逮捕したのではないかと見る向きもあります。
今後の取り調べがどのような展開を見せるのか注目ですね。
須藤容疑者のルックスに関する意見も
また、今回逮捕されたことで広く須藤容疑者の顔写真がメディアを通して公開されることになりました。
野崎さんは生前に執筆した著書の中で、須藤容疑者について『神棚に飾っておきたいほどの美人』と評していたこともあり、『超絶美人だって言うからどんな容貌なのかと期待していたけど、超絶美人とは程遠い…』『人の好みはそれぞれだろうけど、超絶どころか多くの人が美人だと認めるかも微妙ですね』など、事件そのものとは関係ない須藤容疑者のルックスに関する意見もネット上を中心に多く出回っている状況ですよ」(メディア記者)
逮捕事実以外のところでも衝撃が走ったようだが、今後の捜査や聴取の行方こそ最も気になるところだろう。
(文/西島龍大)