
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンの源田壮亮内野手(33=西武)が世界を驚かせている。
1次ラウンド終了時点で打率.571、出塁率.727という驚異的な数字を叩き出し、大会首位打者に輝いた。並みいるメジャーリーガーたち――大谷翔平(.556)、ルイス・アラエス(ベネズエラ、.500)、フェルナンド・タティスJr.(ドミニカ共和国)らを抑えての単独トップで、MLBスカウトの視線が一気に熱を帯びている。
源田は主に8番ショートで先発し、4試合で7打数4安打、4打点3得点。出塁率7割超えは短期決戦とはいえ異次元のパフォーマンスだ。守備面では「源田の1ミリ」と称賛された前回大会の記憶が鮮明な中、今大会でも軽快なグラブさばきと正確な送球で内野を統率。
準々決勝のベネズエラ戦でも攻守に活躍。特に一挙4得点で逆転した3回裏、先頭打者として四球を選んで出塁したことが、相手投手にボディーブローのように効いた。
過去にMLBスカウトからは「守備と送球は通用する」と評価されていた源田。打撃不振に苦しんだ昨季(打率.209、OPS.544)の低迷を払拭するような復活劇に、業界関係者は「WBCでの活躍で評価が一変した」と口を揃える。西武との複数年契約があるため即移籍は難しいが、契約状況次第でポスティングの道も開ける可能性が出てきた。
ファンからは「源田が世界にバレちゃった」「守備だけじゃなかった!」「MLB行っちゃう?」と期待と驚きの声が殺到。井端弘和監督体制の侍ジャパンは、源田のような“縁の下の力持ち”が光るチームワークで連覇へ突き進む。
(文/樋口健太郎)