
WBC日本代表「侍ジャパン」の松本裕樹投手(29=ソフトバンク)が、チーム本隊とは別便で準々決勝の舞台・米マイアミに到着したことが明らかになった。別便での移動となったのは、体調不良のためだという。
チームは11日未明発のチャーター機で無事現地入りしていたが、松本投手だけが同乗しておらず、その動向を心配する声が高まっていた。
松本投手は1次ラウンドの韓国戦で8回に登板し、1回1失点と中継ぎとして貢献。井端弘和監督体制では終盤を任される貴重な右腕だけに、準々決勝(日本時間15日10時開始予定)以降の登板可否が最大の懸念材料となっている。
ハイレベルな国際舞台で求められるのは万全のコンディション。回復が遅れれば、早期に見切りをつけざるを得ない可能性も否めない。
そんな中、注目が集まるのが予備登録メンバーのアストロズ・今井達也投手(27)の緊急招集だ。米メディアでも「今井が呼ばれれば準々決勝で即登板の可能性」と報じられており、日本側はすでにアストロズ側と調整を進めているとの情報もある。
今井投手は現在スプリングトレーニングで好調を維持しており、侍ジャパンの投手陣強化に即戦力として期待大。ただ、本人は「僕がいなくても勝てる」と合流を否定する発言も残している。
侍ジャパンは1次ラウンド4連勝で勢いに乗るが、投手陣の不安が影を落とす。松本投手の回復を祈りつつ、最悪の事態に備える“プランB”が現実味を帯びてきた。決戦の地マイアミで、連覇への道はまだ予断を許さない。
(文/千川ちひろ)