20日より放送開始となった川口春奈さん主演のTBS系ドラマ『着飾る恋には理由があって』。
川口さん扮する真柴くるみが、横浜流星さん扮する藤野駿ら価値観の異なる人々とルームシェアという形でひとつ屋根の下で暮らすことにより、刺激を受けながら自分らしく生きて行くという物語。
仕事でも恋愛でも色んなキュンとする場面が盛り込まれたラブストーリーとなっている。
共演者は、夏川結衣さん、丸山隆平さん、中村アンさん、山下美月さん、飯尾和樹さん、高橋文哉さん、向井理さん、工藤夕貴さんら。
そんな『着飾る恋』第1話の視聴率が9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが21日分かった。
火曜22時の恋愛ドラマ枠はTBSにとっての十八番
「昨年は、NHK大河ドラマにて当初演じる予定だった沢尻エリカさんが薬物で逮捕されたことにより、急遽回ってきた帰蝶役を見事に演じ切り、一躍トップ女優の仲間入りをしたとも言われている川口春奈さんですが。
2013年に、今回の『着飾る恋』と同じTBS系で放送された『夫のカノジョ』という作品で鈴木砂羽さんとともにW主演をしています。
このときは、第1話で4.7%といきなり5%すらも割り込むと、第3話以降は3%台へ。第5話で3.0%と極めて低い視聴率を記録し、当初は全9話予定だったところを8話を最終回とする“打ち切り”の憂き目にあっているんです。
これと比較すると倍の水準である9.1%を第1話でマークしたワケですから、悪夢を払拭したとも言えるんですが、今や火曜22時の恋愛ドラマ枠はTBSにとっての十八番となっていますので、手放しで喜べる感じではないようです。
昨年1月期の上白石萌音さん主演『恋はつづくよどこまでも』から、前クールの同じく上白石さん主演『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』までの計5作品。
他は、多部未華子さん主演『私の家政夫ナギサさん』、松岡茉優さん主演で三浦春馬さんの遺作ドラマともなった『おカネの切れ目が恋のはじまり』、森七菜さん主演『この恋あたためますか』というラインナップで、これまでに同枠で放送されてきたドラマは約30作品あるんですが、この5作品はいずれも“歴代の最高視聴率TOP10”“歴代の全話平均視聴率TOP10”にランクインするヒット作なんですよ。
この5作品の中で最も第1話視聴率が低かった『恋あた』でも9.4%でしたので、『着飾る恋』は現状、前途洋々とまでは言えないでしょうね」(メディア記者)
川口さんにとって“打ち切り”の悪夢に別れを告げるまずまずのスタートは切れたようだが、トップ女優としての立ち位置を確固たるものとするには、今後の『着飾る恋』視聴率推移は非常に重要となってきそうだ。
次話以降のストーリー展開と併せて、視聴率推移にも注視していきたい。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する