
小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」の不祥事が、劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』(2026年4月10日公開予定)のプロモーションにまで影を落とす可能性が出てきた。
原作『名探偵コナン』(週刊少年サンデー連載中、小学館発行)の劇場版最新作が目前に迫る中、マンガワン編集部の性加害隠蔽疑惑が業界全体の信頼を揺るがしており、ファンやネットユーザーから「コナンも小学館だから影響出る?」「ハイウェイの堕天使の堕天使が皮肉すぎる」との声が上がっている。
問題の核心は、マンガワンで連載されていた『堕天作戦』の作者:山本章一(別名義:一路一/本名:栗田和明)が、在学中の教え子に対する性加害で札幌地裁から1100万円賠償命令を受けた判決(2月20日)。さらに、別名義で新作『常人仮面』に原作者として起用していたことが発覚。編集者が被害者側に150万円示談+口外禁止を提案していた事実も指摘された。
マンガワンは2月27日に『常人仮面』の配信停止・単行本出荷停止を発表し謝罪したが、肝心の性犯罪者を別名義で原作者として起用した経緯については一切説明がないなど誠意に欠き、連載漫画家らから「強い失望」「契約解除検討」の声が相次いでいる。
日本漫画家協会も「業界の信頼に関わる重要な課題」と声明を出し、波紋が拡大中だ。
『名探偵コナン』は小学館の看板作品で、劇場版『ハイウェイの堕天使』は横浜流星さんと畑芽育さんのゲスト声優起用やMISIAさんの主題歌で大々的にプロモーション中。
公開直前の今、マンガワン不祥事が「小学館全体のイメージダウン」として連想され、「堕天使」のタイトルが事件の「堕天作戦」と重なる皮肉がネットで拡散。ファンからは「コナン映画の興行に影響出ないか心配」「小学館はコナン守れ」「ハイウェイの堕天使がまさかアダになるとは」と複雑な反応が広がっている。
(文/兵藤瑠衣)