【札幌手稲ガス爆発は人災】北ガス、現場ガス管「腐食の兆候」を4年前に確認も 即時のテープ補強処理も見送りそのまま放置 | The Audience
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【札幌手稲ガス爆発は人災】北ガス、現場ガス管「腐食の兆候」を4年前に確認も 即時のテープ補強処理も見送りそのまま放置

【札幌手稲ガス爆発は人災】北ガス、現場ガス管「腐食の兆候」を4年前に確認も 即時のテープ補強処理も見送りそのまま放置
北海道ガス

 2月17日、札幌市手稲区で発生した住宅爆発火災(2月9日未明、1人死亡・4人負傷)を受け、プロパンガス供給元の北海道ガスグループ(北ガス)が記者会見を開き、爆発した住宅の敷地内ガス管に腐食による直径約2ミリの穴が確認されたことを発表した。

 このガス管は1986年に設置された鋼管(ポリエチレン被覆)で、2022年9月の法定点検時に委託先の点検員が腐食の兆候を発見し、テープ巻きによる即時補強を提案していたものの、北ガスジェネックス(子会社)の担当者が「緊急性が高くない」と判断し、処置を見送っていたことが判明。住民への通知や交換提案も行われず、そのまま放置されていた。
 
 北ガスジェネックス・梅村卓司社長は会見で「事故後の調査で点検員からの提案を確認した。当社としては緊急性が高くないと判断し、テープを巻く対応をとっていませんでした」と説明。
 
 北ガス・川村智郷社長も「多大なる苦痛とご不便をおかけしていることを心より深くお詫び申し上げます」と頭を下げ、被害者への謝罪を繰り返した。

 ガス漏れ検査では「異常なし」と報告されていたが、点検員は「立ち上がり部」(地中から屋内へガスを引き込む地上部分)でさびを確認し、写真付きでメール提案していた。
 
 事故では、火元住宅が全焼し、62歳女性が焼死。夫と娘が重傷、隣家2人も負傷。周辺71〜75軒に被害が及び、爆発前日夕方から当日朝にかけてガス流量が通常の2〜3倍に増加していたことも明らかになった。
 
 警察・消防はガス漏れ引火による爆発とみて捜査中だが、北ガス側は穴と事故の因果関係を「現時点で不明」とし、警察・消防の調査結果を待つ姿勢を示した。

 同地域はコミュニティーガス(ボンベ庫から地中配管で供給)で、北ガスジェネックスが管理。類似配管の約8500戸を緊急点検し、2軒で少量漏れを確認した。道央地方の133カ所・約3万7000戸で同システムを運用しており、安全性への信頼が揺らぐ事態に。
 
 ネット上では「放置は許されない」「点検の意味がない」「責任追及を」との怒りの声が広がっている。北ガスは再発防止策として基準の見直しを検討中だが、被害者補償や詳細な説明を求める声が高まっている。
 
(文/二宮誠司)