4月期の連続ドラマはここまで、竹野内豊さん主演『イチケイのカラス』(フジテレビ系、月曜21時)、玉木宏さん主演『桜の塔』(テレビ朝日系、木曜21時)が他を圧倒している。
第1話の視聴率を見ていくと、『イチケイのカラス』が13.9%、『桜の塔』が13.5%と非常に高い数字を叩き出したのに対し、広瀬すずさんと櫻井翔さんのW主演『ネメシス』(日本テレビ系、日曜22時30分)は11.4%となかなかの高水準。
北川景子さん主演『リコカツ』(TBS系、金曜22時)は9.7%、菅田将暉さん主演『コントが始まる』(日本テレビ系、土曜22時)は8.9%と及第点、鈴木亮平さん主演『レンアイ漫画家』(フジテレビ系、木曜22時)は6.5%とかなり苦戦という状況だ。
TBS系ドラマの強さは今クールも続くのか
「このところは、ドラマはTBS系の1強状態となっています。
前クールでも最終話に20.1%を叩き出すなど圧倒的だったのは綾瀬はるかさん主演『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系、日曜21時)でしたし、上白石萌音さん主演『ボス恋』こと『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系、火曜22時)も全話を通して2桁を記録し続ける安定感を見せました。
他局のドラマでは2桁を記録できたのが第1話、あるいは最終話だけというようなものも多かった中、TBS系ドラマの強さが際立った格好となっていました。
そんな中、今クールではフジテレビ系『イチケイのカラス』とテレビ朝日系『桜の塔』が、他の番組を引き離す絶好のスタートを切っています。
TBS系はと言うと『リコカツ』が9.7%と、及第点は記録していますが、2桁を切ってしまっています。
ただ、最も高い数字が期待できる日曜21時枠の阿部寛さん主演、前作に続いて長澤まさみさんも登場する『ドラゴン桜』、次に期待できる火曜22時枠の川口春奈さん主演『着飾る恋には理由があって』のTBS2作はこれから第1話が放送される予定ですから、この2作が果たしてどんな数字を出してくるかですね」(メディア記者)
4月期ドラマの視聴率競争は、これからが本番と言えそうだ。
今後、どのドラマが天下を取るのか、注目していきたい。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する