昨年12月11日の公開開始ながら、今も各地で上映が続いている驚異のロングランヒット映画『天外者』（配給：ギグリーボックス、監督：田中光敏さん）。
昨年急逝した三浦春馬さんにとって最後の主演映画にして「春馬くんの代表作」といった声が多く聞かれる同映画。
公開当初は1ヶ月ほどで全国での上映が終了する見込みとなっていたが、三浦さんが劇中で見せた魂の演技、そして多くの三浦さんや『天外者』を支持するファンに支えられ、「追加上映」「上映期間延長」「再上映および再々上映」「ドライブインシアター」と数々の異例のムーヴメントを生み出し続け、気付けば4ヶ月以上のロングランへとつながっていった。
今月5日には大ヒット御礼および三浦さんの31回目の誕生日を記念して、全国47都道府県の100を超える劇場での「特別上映」が実施され、5月7日からは「海外上映」の第一弾となる台湾上映がスタートすることも発表された。
「数々の異例の動きが続き、今後も『追加上映』の予定がいくつも組まれているなど、『天外者』の勢いは凄まじいですね。
とは言え、12月11日の封切り以来上映を続けてきた劇場はこのところ各地で上映終了を迎えてきているんです。
力強い宣言
さすがに4ヶ月以上ともなると、他に上映を控えている作品との兼ね合いで続けるのが難しくなってくるという側面もあるのかと。
そんな中でも、北海道札幌市にある“サツゲキ”さんでは力強い宣言が16日に出ましたよ。
『三浦春馬さん主演“天外者”ですが、12/11(金)公開にて上映中の映画館は全国でサツゲキのみ!!皆様のおかげで、ついに日本で一番長く上映している映画館となりました！』と、ついに封切り以来上映を継続している唯一の劇場となったことを報告。
さらには『そしてサツゲキはゴールデンウィークも上映を続けます!!これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m』と、まだまだ上映を継続することも告知し、熱い『天外者』への愛を感じさせてくれましたよ」（メディア記者）
封切り以来、4ヶ月を超える上映継続となったサツゲキを称えるとともに、半年、1年とさらに上映期間を伸ばしていくことにも期待したい。
（文／西野麻衣）
～ライター略歴～
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている