12月24日、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品（32）が、自身のYouTubeチャンネルでオリコンニュースの記事を強く批判し、大きな話題を呼んでいる。
問題の記事は、粗品が人気企画「1人賛否」で取り上げたSKY-HI（日高光啓）の未成年アイドルに対する不適切行為疑惑に関する発言を、偏向的に報じたものだった。
事の発端は、粗品が12月22日に投稿した動画「【粗品】最近のSNSニュース斬った【1人賛否】」。この中で、SKY-HIが深夜に未成年アイドルを自宅に呼び出した疑惑について、賛否両論の立場からコメント。粗品は「倫理的に悪い」「止めるべき」と批判しつつ、保護者同伴の可能性などを挙げて両側面を語っていた。
しかし、オリコンニュースは24日早朝に「霜降り明星・粗品、SKY-HIの報道に言及『まあ40手前で未成年…』『習い事って考えたら…』」というタイトルで記事を配信。一部の発言を切り取り、粗品が疑惑を擁護・許容しているかのような印象を与える内容だった。
粗品はこれに激怒。自身のX（旧Twitter）で「オリコンニュースにしては偏向が過ぎるやんけ 今日の正午までに消さんかったらもう俺の話題取り扱わさんで」と最後通告。
記事は朝6時25分に公開された後、10時頃に修正され、11時頃に完全に削除された。オリコン公式アカウントも「けさ6時25分に配信・投稿した霜降り明星・粗品さんに関する記事は、内容を精査した結果、削除いたしました」と発表した。
同日、粗品は緊急動画「オリコンニュースについて」を投稿。動画内で「クリック稼ぎのために極端なタイトルと内容」「片側意見しか載せず、俺を未成年性加害許容みたいに誘導した」「大手メディアとして失望した」と詳細に批判。企画のコント性を無視した報道の在り方を問題視し、「次はメディア名を挙げて拒否する」と宣言した。
X上では「粗品強すぎ」「オリコンが削除に応じるなんて異例」「偏向報道やめろ」「粗品の主張正しい」と賛同の声が多数。一方で「記事見たけどそんなに偏向？」という意見も少数見られたが、全体的に粗品支持が優勢。ネットメディアのクリック至上主義や切り取り報道への不満が爆発した形だ。
粗品はこれまで、毒舌キャラで数々の炎上を乗り越えてきたが、今回はメディアの信頼性に直接切り込み、珍しく本気の怒りを露わにした。オリコンニュースの対応で一件落着したものの、オンライン報道の倫理が改めて問われる騒動となった。
粗品の今後の発言やメディアとの関係に注目が集まる中、ファンからは「粗品を守れ」「正論すぎる」とのエールが相次いでいる。
（文／スコッティ角筈）
～ライター略歴～
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたという
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する